リズムホームで働く職員の声をご紹介①
リズムホームでは多くの職員がグループホームを利用する方々のお世話をさせていただいております。
そこで今回は、リズムホームで働く職員の声をご紹介させていただきたいと思います。
職員の声を通じ、リズムホームがどんなことをしているのか、どんな雰囲気のグループホームであるのかを感じ取っていただければ幸いです。
経歴
介護業界が8年弱、介護福祉士として3.5年半です
この仕事を志した理由はなんですか?
以前友人に精神障害の方がいて、その子が将来親がいなくなってしまった後、
自分たちが助けあって住める家があるといいなあと言う話しをしてくれました。
その時グループホームという施設があると聞いて、初めてグループホームの存在を知りました。
その友人が求めているグループホームはみんなで協力し合って、一緒に生活をするシェアハウスのような所なので、
世話人さんが在中するリズムホームの共同生活援助のグループホームとは少し違いますが、
そういった施設があるのであれば勉強しようと思い今に至ります。
仕事をしていて喜びを感じるときはありますか?
リズムホームではないですが、以前勤めていた施設の入居者さんが、
私の来る日を貼り出されるシフトでチェックして楽しみにしてくれていて、
○○さんが来ると癒される〜と言ってもらったこと等がうれしいかったです。
その入居者さんから、自分が住んでいるお家を可愛く飾りたいと話があり、
管理者に許可をもらい、出勤時一緒にリビングに飾る物一緒作っていました。
作りながら今日はどんな風に過ごしていたかや、恋の話等他愛ないお話をしながら工作して過ごしました。
他の場所では、出勤したらテレビの横に私の絵が貼られていた事があり、どうして私の絵があるの?
誰が描いてくれたの?と聞くと「いつも一緒にいたいから描いたの。ここに貼っておけばずっと一緒だから」と言って頂いた入居者さんがいます。
その絵は今でも私の宝物です。
その方は40歳ですが知的障害があり、小学校の低学年くらいの学力で漢字も書けないですが、
ひらがなで私の名前を丁寧に書いてくれてました。
他にも、長く勤めている世話人さんや管理者には話せないような事を
入ったばかりの私には話せるといって話ししてくれたりなど、心を開いてもらえた時は嬉しかったです。
その時話してくれた内容は、当時グループホーム内で現金が盗まれた事件があり実は自分が犯人という内容でした。
自分でこの事を管理者に伝えますか?と伺うと言えないとのことで、
かわりに私から報告しても大丈夫ですか?と伺うと、伝えてほしいとのことだったので、
私から管理者に報告し、盗難事件が解決したということがありました。
今働いているリズムホームこうのす台では、男性棟なので工作や手芸とかはありませんが、恋話はたまにあります。
月1回のカレーの日に一緒に作った時、入居者さんが自分で作ったカレーは美味しいねって喜んでくれたり、
1回目は参加しなかったけど2回目からは一緒にカレー作ると言って、将来自立した時のために覚えたい!と頑張ってくれたのが嬉しかったです。
野菜の皮をむいてカットしたり、一通りの工程をそれぞれ体験してもらいました(その時の写真はブログに上がってます)。
入居者さんとどんな1日を過ごしていますか?
私は日勤なので、関わる時間は少ないです。入居者さんの就労が休みの時など日中いる事があり基本的に皆さんは自室で過ごされていますが、
昼食の時などご飯を食べながら、現在の悩みや、興味ある事などいろいろ話してくださるので聞いたりします。
最近は落ち着いていますが、来たばかりの頃は1人でいると死にたくなると言ってリビングで自分が悩んでいる事などを話したりされてました。
男性棟なので自分の部屋の掃除などあまりにもやっていない場合には声かけをして、1人でできない場合は手伝います。
リズムホームの良いところはどんなところだと感じますか?
入居者さんに対して厳しいルールはあまりないので、住んでいる方はすぐに自立しなくては!と焦らずのびのび過ごすことができるように感じます。
本来のグループホームの自立訓練の場という意味では、1人暮らしを目標にしている入居者さんには
練習するチャンスなので、練習して自信を持っていけるようになってほしいです。
もちろん個別支援計画にそって支援するので、計画書にない場合には世話人がやりますが。
こうのす台の入居者さんは頑張り屋さんなので早く自立するんだって話してくれます。
これからリズムホームをどうしていきたいですか?
それぞれの棟で入居者さんのタイプも年齢層も違っていろんな個性のグループホームになってると思います。
どんな風にそれぞれの棟をしていくのかは会社の方針もあると思いますが、それは置いておいて、
個人的には家族のようになんでも話せる協力し会えるチームみたいになれたらいいなと思います。
世話人同士もお互いのミスを指摘しあうのではなく、お互い様と言う気持ちでフォローし合う関係性だといいと思います。
こういうことがあったけど、そういう時どうしてる?等気軽にお互いが相談し合えるといいなと思います。
基本ワンオペなので、その相談も自分のシフトの前後の方のみとなってしまうのが課題に感じています。
その他、入居者さんによってはあの世話人さんにはこう言われたけど、
この世話人さんはこう言っていたから混乱するという事がないように、
基本のところは会社全体として同じ方向を向いている必要があるので、
世話人研修というか簡単な勉強会もあったほうがいいと感じています(勉強会など嫌いなスタッフには申し訳ないですが…)。
良い支援するためには必要と思います。
介護業界ではケースカンファレンスというか、その方の今の課題に対しての会議を定期的にやります。
グループホームでは日勤も夜勤もダブルワークの方が殆どでそれぞれ別の仕事があるため、
同じ日にみんなが集まって話し合うのは不可能に近いですが、
そこを工夫して1つの棟を1つのチームとして連携が今よりもっとあると、
入居者様に対しても、働いている方に対してもいいのかなと思います。
よそのグループホームとリズムホームではここが違う。これが売りと言うのがまだ確立してないように感じますが、
入居者さんの人生の一部分をリズムホームで過ごした際、その少ない大切な時間を「リズムホームで過ごしてよかった」
「リズムホームを選んでよかった」と思っていただけるグループホームになって行けるといいと思います。
グループホーム探しをしている人に一言お願いします
入居者さんには自立するまでのあいだは自宅にいるようにくつろいでもらいたいです。
外で働いて精神的に辛いこともあるし、肉体的にも疲れて帰ってくるので、グループホームがその方にとっての安全地帯になります。
早くグループホームに帰ってホッとしたいと思ってほしいです。
帰って来たら気の合う入居者様同士おしゃべりしたり、好きなように自室でゲームをしたり、
自宅あるいは、今流行りのシェアハウスにいるように生活を楽しんでほしいです。