一般的な生活保護下の生活とグループホームの生活の違いとは

生活保護を受けている人がグループホームに入るのにはいくつかのメリットがあるのですが、その大きなものとしては「生活のしかた」というものがあります。

そこでここでは一般的な生活保護を受けている人の生活とグループホームで生活をしている人の生活の違いについて紹介していきたいと思います。

1.生活保護を受けている人の生活とは

日本では大きく不景気になるようなきっかけがある際には生活保護を受ける人の割合が高くなる傾向があります。

平成に入っては2008年の「リーマンショック」の時に受給者が急増したのですが、そこからは減少傾向になっていました。

しかし2020年、世界的に猛威を振るった新型コロナウイルスの流行によって、再び急増しており令和2年4月には21486件もの申請が出ており、これは前年同月比で約25%増ということになっています。

生活保護を受けている人の生活で特徴的なのが「住居」です。

生活保護を受けている人は「住宅扶助」を受けられるのですが、居住地には等級が付けられており、その地域によって受けられる扶助の上限が決まっています。

生活保護を受ける際は、「住宅扶助内に収まる家賃の物件に住むことが決まっています。

つまり家賃が高い東京や大阪などのエリアでは狭い、トイレや風呂がない、などの条件が悪い住居でしか住めないということになります。

そしてこういった住居に入居する際、「高齢者」「障がい者」は入居を断られることもあります。

これはその部屋で亡くなったり、トラブルになるというリスクを大家が嫌がるということが関係しています。

実際に生活保護を受けている人の特徴として多いのは、

・65歳以上の高齢者

・精神疾患を持っている障がい者

という状況もあります。

生活保護を受けている人全体の45.5%が65歳以上の高齢者となっており、退職後の生活能力が低下していることがわかります。

こうして生活保護を受けている人の生活を見ていくと傾向が見えてきます。

・受給しているのは高齢者か障がい者が多い

・持ち家や自家用車、高級品などは持つことはできない

・住宅扶助の範囲内でなければ住むことができない

という生活を送っているということがわかります。

2.グループホームに入居した人の生活とは

生活保護を受けている人もグループホームに入居することができます。

高齢者や障がいを持っている人は、むしろグループホームに入居した方がメリットが多いとも言えます。

まず大きいのは安定した生活を送ることができるということです。

高齢者や障がいを持っている人の中には思うように仕事ができない、収入を得ることができないという人も多くいます。

こういった人が一般の住居で生活していくのには経済的にも日常生活をおくる上でも負担が大きなものとなります。

特に障がいを持っている人が自分だけで生活をする、自分らしい生活をするというのは大変ですが、障がい者向けグループホームでは支援やサポートを受けることで自立した生活をおくることを目指すことができます。

入浴、食事、排泄といった日常生活のサポートを行うだけでなく、金銭管理や職業相談などさまざまなサポートを行ってくれます。

知的障がいがある人などは自分が持っているお金を適切に使うことができず、不要な買い物をしたり、計画的にお金を使うことができないことがあります。

そういった場合でも、グループホームで金銭管理を行ってくれるので安心です。

また、障がいを持った人は人との交流をせずに家や部屋にこもりがちになることがあります。

こういった状態が続くと、外部との関係が薄まり、社会的に孤立していくことが多くあります。

障がい者向けグループホームでは共同生活を送る中で、食堂などの共同スペースがあり、そこで交流することができます。

さらに定期的に交流イベントやレクリエーションが開催されるので、他の人と交流をすることが可能となります。

一般的に生活をしていくには家賃、食費などの費用がかかってきます。

生活保護を受けている障がい者にとってはそういった費用を出していくことが難しいということがあるのですが、障がい者向けグループホームではグループホームの家賃負担が行われることとなります。

グループホームの家賃については、「生活保護の家賃扶助の基準額内」であればそこから全額がまかなわれることとなります。

その基準額はグループホームがある地域によって違うため、事前に確認が必要となります。

また、「生活保護受給者」または「市町村民税非課税世帯」に該当する場合は月額1万円を上限として家賃助成の補足給付が行われることとなります。

こうしてグループホームに入居できれば、綺麗な住居で生活をすることが可能となるのです。

まとめ

生活保護を受けている人が生活をしていくには、安い家賃の所にしか住めない、すべて自分で行わなければならないといったデメリットがあるのですが、グループホームに入居した場合は綺麗な施設で生活できる、日常生活を送る上で支援やサポートを受けることができるといったメリットがあります。